色褪せた感じも素敵!経年劣化で味のある写真を残せる!

写真が経年劣化する理由を理解しよう

デジタルではなく形があるもの、いわゆる「フィジカル」と呼ばれるものは、月日を重ねることで必ず劣化していきます。写真も例外ではなく、ある一定の条件下での保管を続けると、褪色(たいしょく)や写真表面のべたつきなどの経年劣化を起こします。

写真が経年劣化する主な理由は「紫外線」と「高温多湿の環境」です。紫外線は、写真の色を再現している色素を分解してしまいます。そのため写真に紫外線を当て続けると、色素がどんどん漂白されていき、写真の褪色につながるのです。また高温多湿の環境については、写真の保管に適した状態(温度:15~20℃、湿度:30~50%)を超えた環境で保管していると、褪色、写真表面のべたつき、はがれなどの経年劣化を引き起こします。

経年劣化を楽しみながら写真を残す方法

これまで写真の経年劣化は「できる限り避けるべきもの」と扱われてきました。しかし、経年劣化を「デジタルでは再現できない味」と捉えれば、色褪せも素敵に見えてくるものです。経年劣化を味わいながら写真を残すには、プリントした写真をあえて過酷な環境に置くと良いでしょう。具体的には、紫外線がさんさんと降り注ぐ日当たりの良い場所に飾るのです。飾るときのポイントは、紫外線カット効果を持つフィルターを使わないことです。あえて無防備な状態で写真を飾れば、紫外線による褪色を促すことができます。

写真の経年劣化を楽しむ際は、写真をデジタルデータで残してから行うと良いでしょう。劣化が起こっていないまっさらな状態の写真も残しておけば、色褪せていない写真を楽しみたくなったときに重宝するからです。